
春一番が吹いて、ついに3月暦ではもう春ですね。
高校では卒業式もあったようです。
さて、医学部学士編入においてあまり対策している人も少ない科目と言えば、
そう、小論文ですね。
この科目は勉強したからといって点が取れるというものではありませんが、基本はやはり存在します。
そこで、今回は小論文について話していきます。
この記事は約3分で読むことができます。
目次
小論文とは何か?
作文と小論文の違いとはなんでしょうか。
この明確な違いを答えられる人は、意外に少ないのではないでしょうか。
まず、見出しの答えですが、
小論文は、論理的なパターンに従って書く文章を言います。
一方、作文は感じたことや感想を素直に書くということ、自由に書くということを学校などで言われたことがあるのではないでしょうか。
学校現場では、自由、個性が重されていたのか。あまり型にはまった作文というのは、私は教わったことがありませんでした。小学生や学校の先生に聞くとそれは今も同じのようです。
そのためか、私は作文が大の苦手でした。小学校時代400字の原稿用紙の半分も書けず、なんとか書いて300字ほど。自由ってなんだと思いながら作文を書くような子供でしたね。
そん中、何枚も2000字くらい書いている女の子見ると、頭の作りが違うと思ったものでした。しかし、その内容もお互い、恥ずかしいからか見ることもできませんでした。
その時、何か見ていたら変わっていたかもしれません。あの子元気かと今ふと思ってしまいます。
小論文の書き方 〇〇を使おう
さて、小論文の話ですが、
作文とは異なり、小論文では上記のような自由さはありません。
つまり何を書かなくていはいけないかという型が決まっています。
自由があるのは、自分の意見のところです。この自分の意見を論理の型に当てはめて論証していくのです。
小論文の書き方としては、
志望動機の時にも話しましたが、やはり重要になのは
仮説です。
小論文では多くの場合、課題文などがあり、問題が設定されています。
昨年の医学部学士編入試験においては
「AIの医療応用について」が多く出題されていました。
これを例にして小論文の書き方を紹介していきます。
手順としては以下の2つです。
1.この医療応用の問題についての仮説を立てます。
2.その仮説に対してデーターを用いて論証していきます。
仮説は、問題によって様々であるので自由なところですが、それを論証するためにデーターは決まってきます。
小論文におけるデータとは?
知っている事例や報告、研究などこれらがデータにあたります。
医学部の小論文はもちろん、医療系が中心になるので医療系の知識や事例について知っていることが必要になります。
医療系の知識、事例を学ぶのは一般受験の参考書がいいでしょう。医学部学士編入の専門の書籍は今の所ありません。または資金に余裕のある方はKALSの小論文を利用してもいいでしょう。
お勧めは河合塾のものが良かったです。この本は、脳死や医療事故、iPS細胞、驚くことに
エピジェネティクスのことまで載っています。
医学部編入の小論文のみならず英語にも役立てることができる本になっています。
この1冊で知識的なところは十分でしょう。移動中などでこれを読んでいました。
また、重要なデーターとして、受験生自身の経験をあげることができます。
今までの経験によって、仮説を補強できるようなものを書いていけば良いのです。
論証の仕方
小論文は仮説を論理的に展開していく必要があります。
主な論理展開として
1.抽象、具体
2.因果関係
3.対比
4.順接、逆説
5.情報の追加
などがあげられます。これらのことは、
『吉岡のなるほど小論文講義10』に書かれています。他にも図表の読み取りなど、医学部学士編入にも適用できる内容です。私はこの本を、推薦入試の生徒など5人に紹介し、100パーセントの合格率を出したことがあります。
それほど、強力な本です。
受験生自身の小論文の展開がどの展開パターンなのか、次にどうパターン展開していくかを意識すれば、
論理的な論証が可能となることでしょう。この思考に慣れることで論理的な思考も身につけることができます。
論理展開の例
第1段落
課題文の要約や、問題をまとめていきます。この、小論文で何をテーマに扱うかを述べていきます。また、一般論や通説を紹介していきます。
第2段落
その問題の対しての自分の立場を明確化させていきます。賛成なのか、反対なのか。または、どのような仮説があるのかを書いていきます。
第3段落以降
自分の主張をサポートしていく内容を書いていきます。因果を意識して、なぜこのような意見なのか、立場なのかを論じていきます。「確かに〜しかし」という譲歩逆接パターンを用いると論理的になりやすいでしょう。
理由は2つあるなど、ナンバリングするとより分かりやすい展開となっていきます。
最終段落
再度、自分の立場を明確かし、結論を書いていきます。
まとめ
小論文は課題文の問題に対して仮説を設定し、それを支持するデータを論理的に検証していくことです。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。