
もう3月も終盤です。
一般入試の結果も出揃い、医学部に合格したおめでとうございます。
一方、うまく行かなかった方、次の年への戦略を考えていることだと思います。
特に不本意な結果となり、他の学部へ進学する人。
「それでも医師になりたい!」と思う人に向けて、こういう進路もあるということを伝えていきたいと思います。
目次
センター試験の壁の厚さ

一般入試では、センター試験を受け、その後各大学の個別二次試験を受ける必要があります。
センター試験は少なくとも83%は必要で、できる限り90%以上を目指したいところです。
関わっている受験生ではセンター84%で旧帝大学の医学部に合格していました。
二次試験の得点力持っている人は80%前半でもなんとか合格する場合もあるようです。
しかし、一般的80%後半は得点を取っておきたいところです。
この壁は本当に厚い。
医学部以外の学部であったら80%あれば十分に二次試験で戦えるという学部がほとんどです。
何年もこの壁に阻まれ、二次試験での逆転を狙うも返り討ちにあう。
このパターンを何年も繰り返す人がいます。私もその内の一人でした。
ある程度模試で得点できたり、偏差値は上がっているのです。
しかし、本番で思うように得点できない。
まさに終わりのない迷路にいるような状態だと思います。
何度も自分が信じられなくなるような経験はまさにここで経験しました。
自分を否定するばかりな日々を経験し、すっかり自信をなくしてしまう。
このループに陥ってしまうと、どんどん悪い方向に進んでしまいます。
「自分はなんでこんなにできないんだ?」と何度も自問自答していました。
この状態を脱する方法はわかっているのです。センターで90%の得点を叩き出すこと。そして、医学部に合格すること。
しかし、この壁が本当に厚いのです。
この壁を楽々とクリアしている現役生を見ると、本当に尊敬します。
中にはそんな高校生が受ける試験なんて簡単だと思う人もいると思います。
しかし、私はやはり難易度が高いのだと実感します。私はどうしても乗り越えることができませんでした。
周りの医学部再受験生、仮面浪人
私の出身大学、周囲には医学部再受験生が多くいました。
その中には大学で仮面浪人という形で受験を続けるという人も何人かいました。
しかし、多くの友人が中々医学部に受かるだけのセンター試験の壁を越えられないのです。
そのため、再受験であっても、時間をかけたにもかかわらずうまくいき、医学部に合格する人は
一般受験においてはほとんどいませんでした。
具体的には数は、少ないデータにはなってしまいますが、
8人いて、成功したのは1人でした。
みんな現役で早慶や国立の他の学部には合格できるレベルではありました。
中には、センターで88%を取るような人もいました。
しかし、結果として医学部には合格できないことが多かったのです。
センター試験、医学部再受験への見切り
医学部に合格する道として
1.一般受験
2.医学部学士編入試験
という道が存在します。
上記のことを知ったのは、初めてセンター試験を受けた時から随分経った頃でした。
私の仲間内でもどうしても医学部に行きたいと思いつづける人がおり、
この医学部学士編入試験に挑戦するという人も出てきました。
その中にはもう何年も医学部受験を続けているという人もいました。
一般受験から医学部学士編入に切り変えた友人の1例
生物という科目が好きで得意、そして英語もそこそこ取れるという友人がいました。研究室も同じで、よく生物の話をしていた友人でした。
しかし、何度受けても一般受験でうまくいかないという状態でした。特に数学が苦手で、いつも自信がないまま受け続けているという状態でした。
その状態のまま大学4年の時にもその年のセンター試験を目指して勉強中でした。
そこで、仲間内で医学部学編入試験という道があると知り、医学部学士編入試験を対策はほぼゼロで受けてみたのです。
その結果は…
まさかの一発合格でした。
英語がある程度できる。さらに、たまたま一般受験の生物でやった内容が医学部学編入試験で出題され見事、
合格しました。医学部学士編入向けの対策はほぼゼロだったようです。
本人によると夢を見ているようだと話をしていました。
成功の要因としては
今まで一般受験で身につけていた英語、生物の知識、経験がそのまま学士編入にもいかせた。
面接では、今ままでの思いを全てそこでぶつけた。
大学で研究室に入り、精力的に研究して身につけた能力をアピールすることができた。
以上が要因だと言っていました。
ここから分かることは、一般受験で医学部に受かるレベルではなくとも、
学士編入試験では受かるレベルに達していることもあるということです。
もちろん、運はあったと思います。
一般受験に合格しないからと言ってそこで諦めてしまうことは非常に勿体無いことです。
その別の選択肢として、医学部学士編入は非常に有効だと言っています。
一般入試と学士編入では求められる能力は異なるからです。
医学部学編入の成功率は?
私の仲間内でのデータですが、最終的に医学部に学士編入で合格したのは6人中で5人でした。
もちろん、一般受験と単純に比較することはできませんが、
多くの友人は医学部学士編入で合格して行きました。一般受験と比べてもその最終合格の割合は大きいものでした。
医学部学士編入試験は多くの試験を受けるため、1大学あたりの合格率は低くなりますので単純比較はもちろんできません。
しかし、「その受験する年に最終的に医学部に合格するかどうか?」を基準に考えると一般受験と比較して
その合格率は主観的ですが高いものになっていました。
医学部学士編入に向いている人は?
英語と生物が得意な人です。
学士編入では多くの大学で一般受験で最も重要科目である数学が多くの大学で出題されません。
そのため、どうしても一般受験の数学が苦手という受験生は医学部学士編入をお勧めします。
以外にあっさりと医学部学士編入試験で合格することもあります。
もちろん、医学部学士編入で苦戦する人も多くいます。
しかし、一般受験だけに絞って苦戦し、何浪も続けるというのは非常に精神的にも辛いものです。
医学部学士編入も視野に入れることは
視野を広げ、自身の成長にもつながると、経験して思います。
今回は特に難易度が高い数学が出されるところや、物理化学が大学レベルで出題される大学は考慮に入れていません。
英語、生命科学、大学受験物化で受けられる大学を想定しておりますのでご了承ください。
まとめ
一般受験で医学部を目指すのと、学士編入で目指すのとでは、求められる能力や経験は異なります。
自分に合った試験を受けることで、医師になるという夢は叶う道が拓ける可能性が高まります。
一般受験だけが医師になる道ではない。このことは知っておいて欲しいと切に思います。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。