医学部学士編入ブログ 
研究者から医師への道
医学部学士編入

琉球大学 医学部学士編入対策

もう、すぐに4月ですね。

琉球大学が4月4日から出願が始まり、11日までです。もう2018年度の医学部学士編入試験の始まりの季節となります。開幕ですね。

今回はその琉球大学の情報を紹介します。過去問は非公開の大学です。

目次

琉球大学医学部の編入試験情報

琉球大学は医学部学士編入試験の中でも合格発表が最も早い大学です。

3年次編入を行なっていた1昔前までは秋ぐらいに試験があったのですが、台風の影響からかこの早い時期になっています。

募集人数は5人です。しかし、昨年の最終合格は20人近く合格しています。

昨年の情報だと出願者が100人程で筆記試験での合格が25人ほどです。

一昨年(2016年)は8人程でした。

つまり、追加合格がかなり出る大学です。昨年の情報からすると筆記試験さえ通過してしまえば

最終合格はなんと18/25なので、かなり高確率と言えるでしょう。

もちろん、これは昨年のデーターなので今年は出願者が増えることが予想されます。

琉球大学への出願について

私は、琉球大学への出願は迷っておりました。

なかなか書類準備が進まず焦りもありました。ちょうど1年前のこの時期でした。

統計、疫学が出ること。物理、化学も出題されることなどが懸念事項でした。

それでも意を決して出願を決めたのは本当にギリギリの時期でした。

出願書類をなんとかそろえ、願書や志望動機書を書いて間に合わせました。

医師への志望理由はすでに書き上げていましたのであとは琉球大学への志望理由です。

しかし、そこで琉球大学について調べたところ、かなり自分将来の志望に近いことが行われていることに気づきました。

この調べたことによって、大きく琉球大学へのイメージは変化しました。

琉球大学への志望理由の作り方

私は、志望する診療科が定まっていましたので、

琉球大学での志望する診療科についてよく調べました。

研究室のホームページを見て、どのような研究がなされているかを研究しました。

チェック項目は以下のものです。

どのような研究室があるか。

どのような研究がなされているか。

学部生、大学院生、研究者などのメンバーはどのような人がいるか。

教授や研究員のバックグラウンドはどのようなものか。

特に教授のメッセージは何度も見ました。そして興味が湧いた人物がいたら、その人のことを徹底的に調べました。

教授であったならどのような研究論文を出しているのか。どのような講演をしているのかなどです。

また、専門医養成のプログラムも公開されていたので

そこでどのような教育プログラムがされているのか。どのような医師を養成しようとしているのかを明確化させて行きました。

特に志望する診療科の教授が関わっているプログラムは何度も見ました。

研究の調査

特にどのような研究がなされているかは徹底的に調べました。琉球大学への志望理由と自分のやりたい研究とを結びつけるためです。

学部生がしている研究発表の要項集などもインターネット上で見つけることができたので、その内容に注目しました。

注目した点は

  1. どのような問題を扱っているか
  2. どのような仮説を立てているか
  3. どのようにその仮説を検証しているか

上記の内容をどんどんまとめて行き、自分の医学部在学中にやりたい研究の構想をして行きました。

琉球大学の筆記試験試験内容

  • 英語
  • 生命科学
  • 物理
  • 化学
  • 統計、疫学

上記の科目が出題されます。

琉球大学 学士編入の英語

琉球大学の英語は容易なレベルです。

科目としては小論文I、小論文IIとして出題されます。

詳細は、別記事のこちらをご覧ください。

時間も30分ほど余りました。簡単な科学論文系の英語で下線部和訳や下線部説明がメインとなります。

しっかり、大学受験用の教材で対策していれば十分に得点できます。

あえてオススメすると、スタディサプリで有名な関正生先生の『世界一わかりやすい英文読解の特別講座』

をあげます。

これで英語の理解の仕方、日本訳し方をしっかし習得できれば琉球大学の英語は十分です。

琉球大学 学士編入の生命科学

抗体、抗生物質、抗がん剤などが出題されました。また、ノーベル賞受賞者の研究内容を簡単に答えさせる問題が出ました。

問われ方は自由度が大きいものです。

がんに使われている抗体の例をあげ、その作用を説明せよ。

医学生理学分野でノーベル賞を受賞した研究内容を簡単に説明せよなどです。

普段どれだけ、医学、科学に興味を持っているかを問うているような問題です。

薬だと、その具体的な名前を挙げよなどと聞いてきたので薬学部の人は答えやすいようま設問かなと思いました。

琉球大学 学士編入の物理

基本的に大学受験レベルの物理、化学です。

私は現行過程の物理が出ていました。スタディサプリ(旧受験サプリ)はここでも大きく合格に貢献しました。

理解が曖昧な部分は講義で聞いて理解を深めました。

問題集としては、代ゼミの漆原先生のものをひたすら解いて、習得して行きました。

できるようになるまで、3日連続でできるようになるまで繰り返しやると効果的です。

詳細な勉強の仕方は、勉強法カテゴリーをご覧ください。

琉球大学の物理はかなり対策を要します。

もちろん、物理系の背景がある人は余裕でしょうが。あまり対策して来なかったバイオ系や文系の人は苦労します。

問題も大学受験レベルですので、対策すれば十分に得点が見込めます。

この物理分野の出来で合否が分かれるのを感じました。

実感ですと6割〜7割ほどできれば突破できるものと思われます。

琉球大学 学士編入の化学

一方、化学は、冷蔵庫の冷えるメカニズムでした。

私はこのメカニズムは知らなかったので、トンチンカンなこと書きましたが、なんとか合格しました。

一応、経済産業省のHPに詳細が書いてあります。

考察のようなものを書いて起きましたが、どれほど得点できたかは不明です。実際のものとはかなり、異なること書いたので自信はありません。

大学受験の化学や大学有機は自信がありましたが、この出題はちょっと悩みましたね。

周りもできていなかったので、合否にはあまり関係ないような気がします。

琉球大学 学士編入の統計・疫学

琉球大学に合格するには対策が必須です。計算や問題を特には式の仕方を覚え、慣れておく必要があります。

感度、特異度。相対危険度などを説明できるようになっておく必要があります。

統計、疫学に関しては別記事でまとる予定です。

まとめ

琉球大学医学部は一般受験として沖縄出身の在学生が多いです。そのため、多様性の低さを気にしていると説明会で聞きました。そのため、東京や大阪で医学部入試への説明会をしています。

医学部学士編入生もそうした医学生の多様化という目的で実施していると感じることもありました。

入試時期は早いですが、対策はオーソドックスなものです。

多少、疫学、統計の知識や学習経験は必要になりますが受けやすい大学です。

合格の年齢層も社会人や大学生、研究者など多様です。

また、2018年最も早く医学部学士試験に最終合格できる大学です。

今年は人気校になると予想されます。ぜひ、十分な対策をして臨んでください。

受験を迷っている方は、4月、5月にどれだけ物理や統計、疫学に時間がかけられるかを判断基準にするかがいいかと思います。

願書の出願も残りわずかです、琉球大学に出願しておけばよかったと後悔しないよう、用意をしてください。

個人的には対策も明確で、 合格すればその後の受験戦略や受験資金の節約にもつながります。

こうした点を考慮に入れ、出願を考えてみてください。

研究者、博士、ポスドクの受験生に向けて

琉球大学は研究系の人を求めているように感じました。もちろん、分野による定員はあるかとは思いますが。文系の人ももちろん受かっています。

しかし、一般受験から研究系に進む人は少ないので、

入生が一般生に研究という分野で刺激を与えて欲しいということを面接の先生から聞きました。

研究系のバックグラウンドを持っている人は出願してみるのもいいかと思います。

面接は自身の研究内容を丁寧に聞いてくれ、非常に印象がよかったです。候補に入れてみてはいかがでしょうか。

医学部学士編入でもスタディサプリがお勧めな理由

私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。

しかし・・・

医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。


スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。

医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、

問題なく合格点に達します。

また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。