
前期終了。。。
医学部学士編入をして半期が終わりました。あっという間に終わったような、長かったようなそんな感じです。
仲間にも恵まれ、なんとか乗り切ったところでしょうか。
ここは、負けないという分野がある一方で、思うように成績が伸びなかった科目がありました。
一方、現役生の学習効率の高さに驚いてばかりです。また、試験前の集中力や努力は凄まじいです。
連日深夜まで残って勉強している姿に感心しました。努力できるというの
目次
医学部に編入して学習した科目
試験を受けた主な科目は以下のものでした。
生物進化
膜生理学
生化学
病態生理学
統計学
組織学
基礎遺伝学
動物実験学
生物進化
高校生物から進化学まで幅広く学んでいきました。おそらく医学部学士編入試験で出ていた内容は、
この科目の出題者がいると思われます。進化論やエピジェネティクス、集団遺伝学などなど。
まだ医学部学士編入試験の復習のようで余裕がありました。
ただし、油断すると思うような点数は取れなそうな試験でした。記述が中心で、
試験時間も3時間半とかなりヘビーでした。
膜生理学
医学部学士編入の難問としてもよく出てくる電気生理でした。
パッチクランプの原理や静止電位、活動電位など物理的な説明が求められます。かなりの難関で、再試者も30人
以上となかなかのものでした。
ホジキンカッツの式など複雑な計算問題も多く、点数が総崩れになる可能性もありました。特に電気物理系を学んだ
経験がないと理解しにくいという問題でした。医学部学士編入試験にここら辺の内容が出るのも納得しました。
生化学
DNAの複製や遺伝子発現といった分生生物学的内容です。ただし、転写の過程や翻訳の課程などかなり詳細で、
大学院入試レベルだった気がします。東大の生物系の院よりも難しい?そんな印象です。
脂質代謝の詳細が聞かれます。
病態生理学
糖質代謝が本丸です。解糖系、クエン酸回路、電子伝達系や核酸代謝が範囲です。
解糖系の10反応やグリコーゲン代謝など、編入試験を超える内容で出てきましした。初めて知ることも多かったです。
疾患との関連が多く出題されるなど医学部特有な感じを受けました。
上記の生化学、病態生理学は大体、『イラストレイテッド生化学』や『ヴォート生化学』など1冊分の内容です。
以上が医学部2年のメインと思われる科目です。範囲が広すぎて、試験前はなかなかストレスフルでした。
私の場合、編入試験を受けていたときよりも直前の勉強時間は長かったと思います。
試験範囲の授業、翌日にすぐ試験。
こんな強行スケジュールでもあったので、どこを捨てるか。どこを山かけするかなどの戦略も考えなくてはと思った
次第です。特に『イラストレイテッド生化学』は非常によくまとまっており、医学部学士編入にも役立つと思いま
す。医学部学士編入に合格した方の、春ないし秋までの時間に勉強する教科書としてもオススメです。
基礎遺伝学
一週間に1コマの授業でした。メンデル遺伝から、法医学、がん、人類進化の話題など扱っていきます。
浸透率など、大学受験の範囲の遺伝計算だけだと対処できないタイプの遺伝問題が出題されます。
がんの遺伝子の問題なども記述が多く、油断はできません。一応、教科書1冊の持ち込み可でした。
動物実験学
マウス、ラット、ウサギなどの生理と、実験倫理などを学びました。研究系に進む人は必見です。
ウサギは脂質代謝の研究に適しているなど初めてい知ることも多かったです。
統計学、統計演習
研究をする上で絶対に役立つ内容です。前半の講義後に、PCを用いてすぐに対応する演習をする授業形式などで、
定着もよかったと思います。
非常に満足感のある授業でした。また、夏休みに公開講座や卒後の統計学講座もあるので、手厚い指導だと思います。
統計学は今まで聞いた授業の中で最も分かり易かったです。
病院実習
2年生のこの時期はチーム医療を学ぶということで看護師や理学療法素、作業療法士の方についていって、
仕事の内容、カンファレンス、患者さんとの関わり方などを学びました。医療者のシャドーイングという感じです
ね。一週間に1度あり、様々な科を回れたので非常に有意義でした。
学生一人ひとりの態度などもチェックされているらしいですが。
組織学
総論から各論の一部まで。上記のテスト終了後から開始しました。
そして夏休みを挟んで後半があります。
内容としては、各臓器の構造、機能や顕微鏡での見え方の解説。そして、色鉛筆でスケッチ。午前1セット
(講義1コマ、スケッチ2コマ)、午後セットがひたすら続きます。
遅くなると18時くらいまでかかるときもあった。いよいよ、大量暗記の気配を感じる。
夏の課題
8月なかばから実習があるので、3週間。当然、普通の大学、学部と比較すると短いが、
大学院や社会人経験者ならじっくり休める期間です。久しぶりにまとまった時間が取れるとワクワクを感じます。
しかし、課題もたくさん出ている!
こんなに多いと感じるのは小学校以来かもしれません。
解剖学が秋からなので、骨や筋肉などの単語の暗記。休み明けにテストがある。ひたすら暗記。
他の大学の話を聞くと、授業と並行して「覚えて♡」と言われるようなので、
まだうちの大学は親切かも知れないですね。
しかし夏の課題に苦しめられ、色鉛筆でのスケッチがあるなど、小学校を思い出しました。数十年ぶりのことなの
で、懐かしさが込み上げてきます。
まとめ
半期はなんとか、かけ抜けて行ったという感じです。様々なことを学ばせてもらいました。
何より学ぶ楽しさを感じます。医学は今までの知識、経験がリンクする場面が非常に多いです。研究や学問する上で
の楽しさを感じることができました。
体力的に辛いときもあったりはしますが、充実を実感します。後期の解剖学、生理学なども楽しみです。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。