医学部学士編入ブログ 
研究者から医師への道
がん

医学生になった。そして父が「がん」になった。

目次

身内が「がん」になったケース

最近、身内にがんが見つかり医学生として思ったことがあるのでまとめてみます。

今日はずっと病院で父の付き添いをしていました。

モデルケースとしては下記のようなものです。

鈴木正光(仮名)さん63歳。成人し、家を出ている息子が一人おり、現在夫婦で二人暮らしをしている。長年、教員として働いていた。健康診断において60歳の頃から血便が度々出ていた。その度に担当医から大腸検査を勧められていた。しかし本人は「自分はがんにはならない。これは痔だ」と言い張り、長年検査を受けないでいた。
胃カメラや内視鏡検査の億劫さや得体のしれない恐怖があったようだ。今年になって便が下痢気味、血便が続くことから、
今回大腸内視鏡検査を行う気になった。そして、5cmを超えるがんが見つかり、進行性の大腸がんのであることが判明した。
鈴木さんは高血圧、高脂血症、糖尿病も患っている。

今回がんが判明して、精神的に落ち込んでいる。
自身が検査を受けないかったことによって悪化させてしまったことを自覚しているが、その思いを受け入れられないでいる。

糖尿病のため、食事を気にしていたが、今回のことで「好きに生きさせろと」

食事も気を使わなくなっている。

治療において家族は標準治療を希望しているが、鈴木さん本人はあまり乗り気ではない。抗がん剤の副作用などに恐怖があるようだ。高額な治療はあまりしたくないと話している。

医学生になって考えたこと

上記は私の家族の話を元に創作したものです。だいたい同じようなケースという感じです。

父とは同居しておらず、月に1回会うか会わないくらいの頻度でした。

今まで内視鏡の検査を断っていたのを今回、腰が痛いというので検査を受けて見ることになりました

そして

大腸の内視鏡検査を受け、進行性のがんが見つかった次第です。慌てて話を主治医の先生に話を聞ききにいくことになりました。

医学生として詳しく父の容態を聞く

主治医は父と幼馴染のような方で、自分が医学生だと知るとかなり詳しく話を聞かせてもらうことになりました。

どこにがんができているのか?今後の治療方針など時間外に関わらず親身に話を聞かせてもらいました。患者家族が医学生かどうか、というのは大学の授業においても何度かケースで出てきていたので、今回、まさにそれを体験する形になりました。

再三、治療しましょう!と言っていたんですがね・・・
自分はがんならないから

こんな問答を何度も繰り返していたようです。家族には何も言っていないので、

気づくこともできませんでした。

また、父は糖尿病や高血圧なども併発しているので、国立がんセンターのようながん専門のところよりは日頃から糖尿病の治療や薬をもらっていた地域の総合病院がいいとのことで主治医の先生の助言よりこちらにかかることになりました。

検査結果は?転移は?

今回、大腸にがんが見つかりました。S字結腸のところです。

一般的に転移が起きやすいのが肝臓、そして肺です。肝臓に関しては、腸から肝臓に門脈という血管がつながっているので転移を起こしやすいと思われます。

また、肺への転移は血中やリンパ管から全身を回ることで生じます。肺は毛細血管によってフィルターの役割をしています。これは網脈系と言われ、がん細胞はこの構造に引っかかりやすい構造をしています。そして生着してしまった場合、転移となってしまいます。

また、腰が痛いと父は訴えていたので腰のMRIも撮ってもらうことになりました。

がん検査結果

幸い、目に見える大きさの転移は見つかりませんでした。ただし、がん自体は進行しているので手術で切除するという方針になりました。おそらく内視鏡手術になるとのことです。

腰のMRIはがんの転移ではなく、また意外な結果となりました。

それは椎間板ヘルニアでした。

がんが見つかったタイミングで、椎間板ヘルニアも発症することになり、歩くのもきつそうな状態になっていました。

原因としては加齢や、昔重いものを持つような仕事をやっていたので、それが加齢によって出たのではないか?と考えています。

ヘルニア自体、原因不明のこともあるので仕方ありません。

ダブルパンチというか、いろいろ病気が重なる結果となりました。

ただ、腰の痛みががんのものではなかったのは、本当に幸いでした。

しばらくは、自分の気づきのために書いていこうかと思っています。

気になるサインがあった場合、がん検査を受けよう!勧めよう!

がん、特に大腸がんは50代を過ぎると本当に増えるので

少しでも違和感を感じたら内視鏡検査を受ける。これが大事です。

父の場合、便潜血や下痢、軟便なども出ていました。こうしたサインを見逃すと、

どんどん大病になってしまいます。

本当にがん検査は大事なので、40歳を超えたころの年で1回。

また高齢のご両親がいる方は「まさか自分はかからなだろう」とは思わず、がん検査をしてみてください。

父の話だと

怖いと思っていたけれども、麻酔がきいていて、あっけなく終わった。こんなことならもっと早く受けとけばよかった!そして、麻酔で眠っているのが気持ちよかった

と言っています。

まとめ

父が「がん」になって、いろいろ悔しい思いをしました。医学生としてがん患者、患者家族は医学部学士編入試験で小論文や面接対策で勉強してきました。まさか、自分もがん患者家族になろうとは思っていませんでした。幸い転移はなさそうで、手術も予定しています。がん検査の重要性を感じました。現在、日本人の半分はがんになる時代です。気になるサインは見逃さず、がん検診を勧めます。

 

 

 

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