
東京医科大学での試験に関して連日、マスコミでは大騒ぎですね。
今年は医大とスポーツで悪い話題で多いです。高校生とも話をしていると嫌な大人ばかりということで、否定できません。「ああいう大人になりたくない。」と話をしていました。
確かに、記者会見や返答がお粗末過ぎる気がします。もっと言い方はあったかなぁと思わずにはいられません。
今回は医学部の入学試験について考えて行きます。表題の「東京医科大学の報道で思ったことは何ですか?」もしかしたら、面接などでも聞かれそうな質問ですね。
医学部での試験
医学部はもちろん入るには多大な努力が必要になります。入学者の中には様々な経歴をもつ人がおります。
博士の学位を持っている人。大学院や大学を中退して来た人が。40代の人、他の大学を一旦卒業した人、同じ大学の保険学科や薬学部だった人、仮面浪人の学部生まで様々です。
中には医学部に入るまで相当な実に様々な困難や挫折を経験してきた。という人もいます。
こうした高いセレクションが医学部の入試には課されています。人生の半分を医大受験にかけてきた!という人もyell出版の『私の医学部合格作戦』などで見たことがあります。
しかし、以前に指導していた家庭教師先の女の子も東京医科大学を受験し、落ちていたました。これはやはり得点の改ざんがあったのでは?とモヤモヤが残ります。
幸い、彼女は優秀だったので日本医科大学など別のところには合格しました。彼女の人生においてそこまで大きな転換にはならなかったと思います。
差別の問題か?平等性って何?
女性だからという理由で一律に点数を下げるというのは非常に怖さを感じました。
東京医科大の女性が忙しい科に行きたがらない。長時間の労働を医師として行わないというのは今回の改ざんを行なった理由としては長年言われてきたものであり、
「まぁそうだいう理由だろうな」と感じるものでした。思うところは多い労働環境ですが、
そこは置いておきます。別の視点から問題を考えてみます。
筆記試験での平等生
改めて女性差別を筆記試験で行うというのは・・・予想を超えたものだと感じます。一律に点数を下げる。これを明示することなく、筆記試験の点数を操作するというのは憤りを感じます。大学入試はよく、最後の平等な試験と言われてきました。もちろん、教育的な格差はあるでしょうが、努力ややり方で十分挽回できるものです。点数されとれば合格する。
これは筆記試験における大前提でしょう。大学は学問する場所です。大学入試はその前哨戦であり、学問する準備ができているか。これを問うものです。
こうした学科試験での改ざんはそれを崩してしまうものです。残念でなりません。
面接試験での平等生
一方で、医学部においては2浪以上は不利、それ以上の多浪生はまず無理など様々な噂がありました。その中にも女性に関する噂も聞いたことがありました。
それぞれ何人以上合格させないなどです。こうした噂は予備校でデータベース化されていたり、面接経験者の体験談などで周知されていくというものでした。
面接では、大学側がより採用したい受験生を選ぶ。これは納得できます。それぞれに地域や大学で求めている人材が異なるわけで一般企業への就職試験も同様でしょう。
仮に大手企業が30台以上はよほど実績があり、優秀でなければ採用としないというものがあったとし、受験者が落とされたとしても問題にはならないでしょう。
受験も同様で面接で求める人材を明確化し、採用するということがあればここまで大きな問題にもならなかったと思います。面接官によって、受験生の期待できそうかどうか、好みは分かれます。私の大学だと面接官が大学生活におけるチューターにもなるのでこうした評価はより重要視されますので、よりその面接官がどう感じるかは重視されていたものと感じます。
この面接試験を平等に見るというのはなかな難しいと思います。経歴、年齢からこの受験生が活躍しそうか。この大学にいい影響を及ぼしそうか。妥当性のある理由がなければ判断できないでしょう。この点はやはり受験生に公開するような基準が必要だと感じます。
親の寄付金や親が医師だからと言って判断されるのは非常に残念ですが、小さい頃から医療や医学に慣れているといことや親族に医療者がいるというのは、効果的にアピールできれば十分に妥当性のある理由になるでしょう。
より、妥当性があり、志望の高さを感じられる試験になってもらいたいものです。
東京医科大学の試験は非常に残念です。学科を改ざんするという学問をする上での平等性を損なっています。面接においては受験生に合格の基準を明確化するものがあれば、ここまで大きな問題にならなかった。そう感じます。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。