医学部学士編入ブログ 
研究者から医師への道
医学部学士編入

科学者と医師の共通点とは?違いとは?

今日は久しぶりにスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に行って来ました。楽しそうに研究している子に触れるとこちらもやる気をもらいます。最近、グータラしていたのを反省です。

その中でも医学部に進学したい!という子が多かったです。医師になって目の前の患者さんを救いたい。または新しい治療法を開発したいと希望を目を輝かせていました。

あらためて科学者と医師の共通点について考えることがあったのでまとめていきたいと思います。

目次

科学者らしさって?

科学で重要なことはよくアイディアということが言われます。アインシュタインにしてもエジソンにしても常人とは違った考え、アイディアを持っている。この二人が科学者としての代表としてよく話がなされますね。小学校からよく聞いた話かと思います。いわゆる天才という人たち。このようなイメージがあります。

よく小学校の校長先生なんかはエジソンは

「天才とは1パーセントのひらめきと99パーセントの努力」

であると話をし、努力の重要性を述べていたかと思います。天才でも努力が必要なんだからみなさんも努力しろと、こう言っていました。

しかし、単に努力が科学者に必要かというと、そうではありません。科学者の努力とは何なのでしょうか?実はこの言葉には「ひらめき」の重要性があるのです。

実験や研究のアイディアとその検証

実験や研究のことを考えて見ましょう。実験のアイディアや新しい結果というものはそう簡単に出るものではありません。

それは研究が未だ世の中でわかっていないことを明らかにするために行うものであり、そう簡単にわかるわけないのです。

目の前の疑問に対して仮説を立てます。そして、その仮説があっているのか。これを検証していきます。科学者にとっての努力とはこの検証です。いくつも仮説を立て、失敗する。この失敗は仮説がうまくいかなかったことの証明にもなります。

そして、その仮説がうまく説明できるものが出て来ます。これがまさにひらめきと言えるものでしょう。こうした疑問から仮説を設定し、それを検証する。まさに科学の本質を表しているのがエジソンの言葉だと解釈できます。

エジソンはまた、失敗に関しても有名な文言があります。

「私は失敗したことがない。うまくいかない方法を見つけただけだ」

この言葉は実に実験の仮説、検証の流れを繰り返すという科学を表す言葉だと思います。科学者としての思考はこの「?から!」を生み出し、それを論理的に検証することです。まさに科学的思考とはこの思考プロセスをいうのでしょう。

科学者と医師の共通点

他の医療者と医師の差別化として科学者という側面が医師には求められるということが挙げられます。

医師は科学的データに裏打ちされた診療を行っています。エビデンスという言葉もよく聞くようになって来ました。エビデンスというと少し、冷たい印象もありますが、より良い治療法を探し、患者さんの健康を少しでも、良くしていく。そんな思いが医師にはあります。

目の前の患者さんの症状に対して、仮説を立て疾患の推定を行う。そして検査データを取り、仮説の検証を行っていく。初めの仮説が間違っていたら別の可能性を探す。そして疾患を絞り込んでいく。これはまさに科学の考え方です。

ここで求められるのはやはり論理的に物事を考えつなげていく力。はじめの仮説の妥当性、検査値との妥当性を結んでいくことです。こうした思考は常に医師に求められます。私はまだ医師ではないですが現場に医師に聞くと頭はフル回転していると聞きました。

科学者と医師との違い

もちろん、医師として科学者の面ばかりだといい医師とは言えません。患者さんの思いや利益に配慮し、寄り添えるという面も必要とされます。

いくら科学的、統計的にエビデンスがあっても患者さん本人が納得する治療法や選択でなくてはいけません。患者さんにとって何が求められるか。患者さんの感情や精神状態を考える。これは科学というよりは人間関係がより重要となるでしょう。

医療は科学の再現があるわけではなく、不確実性が伴います。この不確実なものに対して患者さんがより良い選択ができるよう支えること。人の思いによりそう。これが医師と科学者の大きな違いです。

まとめ

科学者と医師は疑問に対し、仮説、検証という科学的思考が求められます。一方、医療には不確実性があり、患者さんは選択をしなければなりません。医師は患者さんの思いや利益を考え支えていく、人間関係が求められます。

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