
こんにちは、ゆうです。
今回は現役で旧帝大医学部に合格したYくんとの話をして来たので
それを紹介して行きます。
医学部学士編入試験とは異なり、一般受験での医学部合格ですが勉強法など、非常に役立つものだと確信しています。
目次
野球部でキャッチャーからの医学部受験?
Y君は野球部の二番手エースで副主将です。幼少期から野球をやっており、所属する野球クラブから海外留学の話があるというレベルでやっていました。
高2の時には学校代表として海外で英語オーラル及びポスターでの研究発表。高3では夏には甲子園予選で登板し、敗退後部活は引退しました。
秋からは受験勉強だけでなく研究活動も!
秋には国内の学会での発表を経験しています。さらに大学の国際フォーラムに出席しノーベル賞受賞を受賞された先生の講演や研究室訪問などをしています。
それからは受験に絞り、見事現役で旧帝国大学医学部に合格しました。
それでは、対談形式で紹介します。
高校で好きなことを存分にやって医学部に受かった方法
ゆう:医学部合格おめでと!努力が実って何よりです。まさか、旧帝大学に合格するとは、予想以上でした。よく頑張ったね。
Y:ありがとうございます。自分でもまさか合格するとは思わなかったのでホッとしました。数学も3.5割くらいしか取れなかったと思うので、まさかです。
「普段は8割いける!」と踏んでいたので、終わった後は放心状態でした。
ゆう:今年は難しかったようなので、それが良い方向に働いたんでしょうね。
ゆう:では、質問をいくつか、していきたいと思います。
普段どんな勉強をしていたか?
Y:勉強で気をつけていたことは、
1自分の頭で考えること
ただ、何も考えず読むだけ、書くだけは全く頭に残らないので、思考することを意識しました。ノートのまとめとかなども時間はかかりますが、有効だったと思います。特に生物や化学、地理で効果的でした。自分でどこが大事か、どうやったら簡単にまとめられるかを考えながらまとめていったので、もし授業をやれと言われたらできると思います。
2やった問題をガチで反復すること
2つ目は、問題を2,3回やっただけというのは、模試や本番で使えるレベルではありません。5回ほど繰り返してやったと理解できたと思います。それでも間違える問題に関しては10回を目安に繰り返し行いました。特に受けた模試は10回はやるようにしました。
また、どこが間違えたのか、どのようなところを間違えたのかなど、やはりまとめノートの作成を行いました。このまとめノートは寝る前は歯を磨いている時など何度も見返しました。ちょっとした空き時間があればこのノートを見る感じですね。
3アウトプット中心に勉強すること
問題を見て10分悩んでできなかった問題はすぐ答えを見ました。全く知識や解き方がわからない状態だと、答えを写すことも時には必要だと思います。しかし、絶対そのままで終わらさないようにしました。例えば数学だと、なぜその式変形になるのか。なぜ、次の公式を使うのかなど、その理由を書いたり因果関係、論理関係を明確にしました。この場面においては学校の先生や塾の先生をフル活用ですね。この点、信頼できる先生が近くにいるというのは恵まれていました。質問するところは、付箋を使ったりして目立たせていました。疑問か解決し、その理屈が理解できると、その場で完全に答案が再現できるまで繰り返しました。これは、本当に大事です。ただ、書くだけ、理解しただけだと模試や本番で絶対に解けるようになりません。
このすぐに答案を再現するということをやらなければいつまでたってもできるようになりません。
野球などのスポーツも同様だと思います。確かに新しいプレーを見ていると、こんなプレーがあるのかと興奮します。しかし、自分でそのプレーを再現しようとしなければできないのです。
ゆう:私が話した、フィギュアスケート理論ですね笑。これは、オリンピックなどでフィギアスケートのプレーを見ても、3回転などのフィギアのプレーは絶対にできない。という理論です。単に、3回転を知っているだけでは、もちろんプレーは出来ないのです。3回転をするためには、ジュンプのタイミング、体重移動の仕方、体の回し方など多くの実技経験が必要になります。
それは勉強も同じなのです。
勉強は、解法を知っているということがテレブでフィギアを見たという、3回転ジャンプを見たことがあるというレベルです。それでは本番に問題を解こうとしても無茶ですよね?
だから、知っている問題に対して演習を積むことが必須なのです。演習、アウトプットすることで得られるものはただ見ているだけのものより遥かに大きいでしょう。
だから勉強もアウトプットを中心に行わなければならないのです。逆に、そうでないと、勉強の効率がもったいない!
Y:先生のその話を聞いて、自分も演習中心に勉強を変えました。その話がなかったらいつまでも非効率な勉強をしていたかもしれません。ただ、もちろん、アウトプットするためにインプットも需要です。そのため、覚えるぞという内容は、アウトプットする勉強の前に付箋や解くためのコメントをまとめこまめに見返しました。自分は歯を磨いている時や、電車の中で何度も見返すようにし、解法を初めて学んだ3日後や一週間後に必ず再チャレンジしてできるかを確認するようにしました。これによって、本番と同じように、答案作成を意識した上で演習していました。
以上を習慣化することで、教科が変わってもやることは同じようにして行いました。
数学をメインに上記の方法でやって行きましたが、生物、化学、そして英語も上記のように同じ問題を完全に理解し、時間が空いても再現出来るように意識しました。
ゆう:授業では論理の重要性を紹介しました。これは受験でいかせましたか?
Y:科学研究をやっていると、因果関係や抽象具体の関係性が明確に分かるので、受験勉強の効率もかなり上がったと実感します。
英語だと、文章を読んでいてここが抽象だな、次は具体だなと論理構造を意識して読みました。よく、英文を読んでいるときに何を考えて読むのか。ということに悩んでいましたが、この論理構造に当てはめて読むということを確立してからは、英語に悩むことはなくなりました。
数学の解答も、論理的な流れで書いていけるように因果を意識しました。このことが言えたから、当然次はこの式変形になるといったようにです。特に大事なのは場合わけですかね。場合分けで大事なのはその必然性です。
科学において、この時は成り立つ。しかし、成り立たない時はあるのか?この時は成り立たないのでは?という質問が多くありました。こういった場合に、それぞれの場合を想定し、実験計画を立てます。このようにして、質問が来たときに応えられるようにしていくわけです。
数学の場合分けの重要性はこうした科学研究における実験計画においても見いだせることができました。
ゆう:音声学習に関してはどうでしたか?効果ありました?
Y:先生に夏の教えていただき、ノートまとめ後に活用しました。音声で吹き込んで移動中に聞くということをこの半年続けました。特に有機化学のベンゼンからの流れや生物の経路は効果を大きく実感しました。単純に復習の回数も聞くだけだったので、やり易かったです。また、インプットのみならずアウトプットの強化にも非常に有効でした。
ゆう:直前期はどのように対策していましたか?
Y:過去問15年分(1年6問)を3周してどこを出題されても完璧に出来るようにしました。センター終わってから志望校を決めたので時間はあまりなかったですが、この過去問演習をひたすら続けました。
それで8割取れる自信ついたのでその他の大学過去問も出来る限りやって行きました。
ずっとセンター試験E判定だったので不安はありましたが、二次試験の記述力を信じてやっていったという感じです。
ゆう:最後にこれから医学部に進学するわけですが、目標はありますか?
Y:科学研究を高校でやってきたので医学部に進学したら研究をやって行きたいです。進学する大学は研究も盛んに行われているので楽しみです。
先生には科学的思考を授業や、添削で論理的に考えることを実践的に学ぶことができました。
この科学の重要性はつまり問題点の抽出、仮説、その検証の流れは今後もずっと意識して行きたいと思います。将来的には臨床と基礎研究の架け橋となるところで活躍して行きたいでうす。
ゆう:今日は、ありがとう。さらためて医学部合格、おめでとうございました。
元生徒と勉強法について合格の秘訣とともに紹介しました。部活に、科学研究に医学部受験にと日本でもトップクラスに充実した高校生活を送っていたことでしょう。1自分の頭で考えること。2ガチの復習3アウトプットの徹底。以上が勉強の秘訣です。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。