医学部学士編入ブログ 
研究者から医師への道
医学部での学習

医学部の山場、解剖学を振り返る1

かなーり久しぶりの更新となりました。

この原因は主に解剖学で忙しかった。これです。そのほかにも家族関係のものとか、仕事関係のことなど忙しすぎる。無理。ということでほぼ手付かずでした。

私の大学だと8月末から老健施設での実習が2週間。組織学、解剖学、神経解剖学とCTや

しかーし。やっと冬休みになり、心機一転再開していきたいと思います。

解剖学は医学部の授業の中でも最も印象深く、特殊な授業です。渡辺淳一『医学生』の中においてもそんな解剖がおもしろ可笑しく描かれいます。今の観点から見ると、問題視されそうな描写が多くありますが、未読の方は一読を勧めます。医学生の解剖という授業が最も分かりやすく描かれています。『春よくるな』でも解剖学はあまり触れられていませんでした。一部骨学が少し言及されていた程度でしょうか。

そのため、いまだに『医学生』が最も解剖学にとってイメージしやすい書物になるかと思います。

近年、解剖学は医学部の授業の中においても時間が短縮傾向にあるようです。私の大学だと9月半ばから12月前半まで。そこから神経解剖が2週間ありました。トータルで丸々4ヶ月というのがその期間でした。

話を聞くと3ヶ月ほどで解剖が終わる大学や、6ヶ月も解剖やっている大学があるようです。この6ヶ月というのは、一昔前の時代のようですが。

解剖実習を行うにあたり

解剖学を行うにあたり、夏休み課題が出されました。それは、解剖学の初期で使う骨の名前とその英単語を覚えるというものです。計150くらいなので、夏期休暇(3週間)の間にちょこちょこやっていれば、難しいものではありませんでした。初めて見る単語もありましたが、まだまだ知っている単語も多く学習が進めやすかったです。

休み明けに単語テストがあり、無事に満点!平均点も9割近かったので導入としては適していたかと思います。

当たり前ですが、この時点では学年1位でした。まだまだ余裕があった時期です汗。

その後、解剖学が本格的に始まっていき、その余裕はなくなっていきます。

解剖学の予習

解剖学は予習が重要と言われます。学士の先輩からもそのは伝えられていたので。

1実習書を読み、手順を頭の中に入れる

2実習書の用語を覚え、骨や筋肉を覚える。

3アトラスで注目する骨や筋肉の位置や見え方を確認する。

4実際に解剖実習で手順に沿って注目する部位を剖出していく。

上記のように進めていきました。

当然、相当量の時間がかかりました。解剖実習が終わってすぐに図書館に行き、予習と復習というパターンで行っていました。

剖出とは

剖出とは、注目する部位を他の部位から単離するように脂肪や結合組織を取り除き、その構造の全体を見えるようにすることです。組織や器官は脂肪に覆われているので、それらを取り除き、まさに発掘するように注目する構造物を見つけていきます。

この経験がなければとても覚えきれるものではないと思います。

解剖実習本番

解剖では皮膚を剥いでいくことが第一歩となります。

これは、抵抗が強く、最初に行うにあたり、緊張感がmaxでした。ご遺体にメスを入れ、ピンセットで掴み、メスで切っていく。

だんだんと慣れていくわけですが、この行為は、初めての人間の体を傷つけることを体験したものとなりました。

解剖を進めていくと、その脂肪の多さに驚きました。見た目太っているわけでない人であっても豊富に脂肪があり、教科書とは違うというのを意識することになりました。

教科書や解剖のビデオでは筋肉質であったり、凄腕術者の手技であったりで脂肪はほとんど見ることは、ありません。

血管や神経など注目する構造物に焦点を当てるため、脂肪は取り除かれた状態で掲載されているわけです。イラストならば言わずもがなな状態でした。

以下、それそれのパーツについて述べていきます。

骨は解剖実習と並行して骨学の時間が設けられていました。普段の解剖実習室とは別室で

骨標本を用いて行います。ここら辺から覚えることがどんどん上がっていくところです。

そういや『東京喰種』のカネキくんも骨の名前を全て覚えいた・・・

確か私大文系だったはずだけど、完全に空で覚えているカネキさん。全医学生が驚愕なはず!

詳しくはこちら

蝶形骨は痛ぃ・・・よねぇ。

しかし、、、、もちろん、この骨だけ覚えるだけで終わるわけではありません。

人体の骨はそこまで多くありません。約206個ほどなので試験に向けて

この全てを覚えること自体はそこまで難しいことではないのかもしれません。

この206個に加えて骨の窪みや溝にも名前がついています。当然、これも覚えなくてなならないので余裕で200の倍以上に増えていきます。

骨だけでももう「無理?じゃね」と何度も思った次第です。

筋肉

筋肉の剖出の場合。当然、一部だけが見えているだけでは不十分になります。筋肉が付着している部分、起始、停止を剖出している必要があります。

起始とは、付着部のうち、体の根元に近い部分を言います。一方、停止とは、動きの大きい遠部にある付着部分を言います。

これらの起始、停止をそれぞれの筋で確認していくことが求められます。当然、テストで出るので覚えていかなくてはなりません。自分は非常に苦手でした。

そのため、解剖実習でこの起始、停止を実際に見て確認し、イメージを固めていくことが覚える助けになります。

以前から「肉単」などはチラチラ見ていたのですが、全く頭に入っていませんでした。今回の解剖を通じて、実際に見たことがあるという経験を手に入れました。

これによって学習の効率、覚えることの効率が上がったと思います。しかし、当然膨大すぎて「これ無理じゃね?」と何度も思った次第です。

血管、神経

解剖も進行してくと血管や神経の全体像が見えてきます。

動脈、静脈、そして神経の分布は今まで見たことがなかったので、明確にイメージできるようになりました。全身に分布し、運動や感覚につながっているのだという有機的なイメージができたことは本当にありがたいことです。

九州大学の中山敬一先生のHPにもあるように研究する上でもこのイメージがあるかないかは大きな違いになりそうです。

CT画像の利用

現代の解剖実習は実際に目で見えるものだけではありません。そう、CTやMRIの画像も加わってきます。ご遺体の全身CTが事前に撮ってあり、解剖専用のiPadに保存されています。解剖実習を進めるにあたり、肝臓はどう見えるか?腎臓に位置は?石灰化はどうなっているか?などCTで確認していきます。

このため医学部の解剖では覚える量が最近さらに増えたとのことです泣。

解剖のテスト

解剖学のテストは3回に分けられて行われました。

それぞれは筆記試験と実地試験に分けられます。それぞれ90分ずつで180分ぐらいでした。

筆記試験

筆記試験は教科書で載せられている図の穴埋めや文章の穴埋めがメインです。そしてCBTのような選択式でした。発生学もここに加わります。

なかなか難易度が高く選びきれないものがありました。今考えるとCBTの問題や『病気がが見える』など見てもよかったかもしれません。とにかく範囲が膨大。

A4丸々と機能や血管、神経の走行を記述させるのもあったり、盛り沢山すぎました。

実地試験

 今までで初めて受けた試験でした。解剖実習室で行われます。各々のご遺体にピン留めがなされており、この構造物の名前を書けというものです。溝に付着するものや孔から出る神経を全て答えよなど、とにかく量が多い試験。

90秒ごとに次のご遺体に移動していくのでリズムがつかめず慣れないうちは頭が真っ白になることも多かったです。

さらに覚えてきた構造のものと、他のご遺体であるためにそのギャップに苦しめられました。

暗記ツライ。

小括

今回は解剖実習をするにあたり、苦労したことなど試験や学習についてまとめていきました。

なかなか年をとると覚えることも難しいところがありました。というより、ここまで多くのこと、特に初めて覚えることを大量に暗記する経験はなかったので何度も絶望しました。

「これ無理じゃね?」とつぶやいたこと数知れず。

しかし、根気よくご遺体に向き合い、アトラスを見ること、教科書をまとめることなどで乗り切りました。

機会があれば解剖を通じての考え方の変化やこれからどうこの経験を生かすかについて書ければと思います。

最後にご遺体を提供して頂いたご本人様とご家族の思いに感謝申し上げます。

医学部学士編入でもスタディサプリがお勧めな理由

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問題なく合格点に達します。

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