
また、ニッチな漫画を見つけてしまいました。
それは『賢者の学び舎』。
なんと防衛医科大学校が舞台の物語です。
表紙が明らかにプロメテウスなので、即買ってしまいました。
実は、私防衛医科大学校は受験経験があります。不合格でしたが、当時の受験経験からいくつか思い出したことがあるので語って行きたいと思います。
目次
防衛医科大学校とは
防衛医科大学校は大学ではありません。大学校になります。入学(入隊)後は自衛隊の医系士官候補生として勤務することになります。身分は特別国家公務員となり、給与が出ます。月学11万円が給与として出るようです。さらに寮生活になります。当然学費はかかりません。それゆえ、本当の意味でコストゼロで医師免許が取れる唯一の道となります。
入学試験は入学年の前年、10月末に筆記試験12月に面接試験が行われます。
入学試験の費用や願書、願書用の写真まで全て無料で受験することが可能です。私も無料で写真も自衛隊の方に撮ってもらった経験があります。なお、受験には年齢制限があります。18歳から20歳、つまり2浪までしか受けることができません。
しかし、多くの受験生は本気で医学系の自衛官になりたいというよりは、腕試し的に受験することが多いです。医学部、特に国立を目指す受験生にとって、医師免許が取れるチャンスがある。さらにセンター試験が必要ないというものでお試し的に受験する人が多い試験です。
この試験は非常に癖が強く、難易度も高いです。
一例として、次のことわざを英語で説明しなさい。というものがありました。
「岡目八目」、「漁夫の利」。
それゆえ、防衛医科大学校に合格する実力があるならば、高い確率でこれから受験するセンター試験もうまくいき、国立二次試験も合格できるとされています。
私の知り合いも、生徒も防衛医科大学校を合格した人は他の国立にしっかりと合格していました。
どんな物語か?
さて、漫画の紹介をここからしていきます。
親戚の家庭で育てられた秀才系主人公、真木賢人。
自分の力だけで生きていく。最低限のコストで医師免許を取得する。
という思いで防衛医科大学校を受験し、合格。
物語はそんな主人公が入学(入隊)する4月から始まる。
普通の医学部生活とは異なる生活がわんさかと描かれています。
先輩からの洗礼、入隊式、アイロンがけチェック、外出許可など・・・
普通の医学部生活より明らかにハードそうです。物語は主人公の真木が青年として、医師として成長していく過程を描いています。
あるあると感じることも多く、考えさせられるものも。
特に作中の勉強時間がリアルでした。以下引用です。
医師国家試験に必要な勉強時間は卒業に必要な398単位とは別に5000時間以上。防衛大学校が士官養成に課すのは、訓練課程だかでやく1000時間。お前たちにはこの二つを同時に行う。本来ならば不可能なことをやらねばならない
これは、驚愕です。医学生の勉強だけでも恐ろしいのに防衛医大生、すげぇ。
普通の医学部生活でさえ私は「ひぃひぃ」言ってますが、襟が正されます。
現在2巻まで刊行されており、2019年4月には3巻が出ます。ビックコミックで連載中のようです。
おすすめな方
昔、防衛医科大学校に受験して合格していたらこんな未来もあったのかもという思いで見ています。
同じような経験のある方ならば、間違いなくオススメです。
または、現在医学生の方や受験生にも医学部の生活や授業の一端があり、面白く見れると思います。解剖終わって、1巻の表紙のプロメテウスにビビッと来た方は是非。
もちろん、自衛隊好きな方にもおすすめです。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。