
留年と医学部生・・・
それは捕食者と被食者の関係。いつやられるかもわからないデスゲーム・・・
色々形容される表現はあるかと思います。私もこの1年は留年との恐怖を抱えながら過ごしてきました。なかなかのストレスです。抜け毛が・・・
特に、後期の試験で再試に引っかかってしまっていたのでその反省を踏まえて今回は留年について書いていこうと思います。
目次
医学部生の留年の現状
一般的に大学学部における留年、特に文系学部における留年というものはあまりありません。多くの学生は4年、もしくは6年で卒業するのが多いでしょう。
その中で留年するのは、よほど大学に来ない。授業に出ない。勉強を全くしていないというのが原因です。または怪我や病という「余程」のことがなければ、通常留年はしません。
一方、医学部での留年は常に1から2割という高い割合で存在します。これは、いつも顔を合わせている仲間の1割から2割が留年するというものです。
医学部は入学が非常に難関です。医学部生はそんな難関を突破した学生です。それでもこの留年率が出ているのは、進級することの難しさが出ていると予想されます。
医学部での試験体制
医学部では大体2から3週間間隔で定期テストが行われます。毎回60点以上で合格というのが一般的です。
ここで59点以下だと学期末に再試を受けなくてはなりません。
学校、担当の教員によってはこの再試が複数回あるようですが、基本は1回です。
この再試にて再び59点以下であると即留年という大学が一般的です。 特に私立大学ではこの基準が厳しいと聞きます。
しかし、多くは大学によって異なったり、授業を担当する教員によって異なったりするので単位を獲得する上での難易度は様々です。
一般的には、組織学、神経解剖学、生理学などが留年が多い科目として知られています。
それに加えてある大学では生化学で6割再試になったり、細菌学で3割再試など実に様々です。
つまり、ある大学は生化学は楽に取れる科目だが、細菌学が難しい。もう一方の大学は、その逆が成り立つわけです。
有名な医学科留年事件
広島大学医学部121人留年事件
127人受けて、本試験で合格したのは6人のみです。残りの121人は再試を受ける必要があります。さらに再試でも受けた120人全員が不合格。
合格に達するのが上位5パーセントというにはあまりにも理不尽な試験だったと思われます
その他の再試情報にも
山梨:生理学100人 理Ⅲ:解剖50人 金沢:組織52人 杏林:細胞生理98人 横市:薬理39人 東北:薬理55人 弘前:解剖30人 琉球:神経解剖85人 群馬:生理学30人 滋賀:生化学 60人 分母は各学校90人〜130人程度 なおぽんさんより引用、追加 @nyao_pon_pond
多くの医学部生は真面目で勉強好きな学生が多いです。または非常に効率の良い勉強法をミニつてけています。そうでないと入試を突破できません。
それでもこの再試を受ける割合になっています。恐ろしい。。。
留年を意識した瞬間

今回の定期試験で、実は神経解剖を落としていました。
神経解剖は私の大学だと肉眼解剖学が終わった段階で授業と脳の解剖実習がスタートします。
2週間もない短い期間で神経解剖は終わり、すぐに試験です。当然、授業の進度は今まで一番早いですし、あまり授業もうまくない教員だした。それに加えそもそもの科目の難易度が高いというのもあります。
どこの開始核から、どこを中継核とし終止するのか。視床の重要性など独学では難しいです。
私の場合、子供との同居が開始した時期でもあったので、対策、勉強に当てられる時間はさらに短いものでした。
試験も画像試験、合ってるものを全て選べ系の解き難いマーク、大量の記述など盛りだくさんです。
明らかに対策の時間がたりず、不合格でした。これは納得。
その後、学期末の追試がありました。
追試を受けてみた
その試験対策としては、本気になって勉強しました。その他の科目は幸いにも合格していたので勉強の時間自体は比較的に取れていたと思います。
しかし、試験が脳の水平断を書け、大量の説明せよ系の記述など明らか量が多すぎな試験でした。しかも、対策に時間をかけていたものはほとんど出ない。
意外なところが出ていたりなど
当然、最後まで終わらず、散々な感触で試験を終えました。これは・・・やばい。
あまりの出来なさに絶望しながらの春休みでした。医学生になってもこの敗北感、挫折感はきついものです。
何度この感覚を味わうのだと必死になって受けていた受験生時代でしたが、未だに味合うのは流石に今まで以上のストレスがかかっていましたね。
幸いにやっと単位が取れたことが確認できたので留年は回避です。
ようやく進級できそうなところで一安心。正直、ハゲそうなほどストレスを感じてました・・・。ほんと一安心です。

再試の反省
まさか再試に引っかかり、さらに留年か?という危機感を抱くとは思いもしませんでした。
予想が甘かったことで、どんどん予定が変わっていきました。改めて医学部の進級することの大変さを思い知ったところです。
予想はしっかり、油断しない。一つ落としたら即留年という医学部の特性上、油断は禁物です。
まさかと思う前にその戦略、準備の重要性を思い知りました。
やはり、本試験一発で受かるのがコスパもストレスも少ないですし。次の学年も身を引き締めないとと思う次第です。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。