
国立医学部だと3月18日に進級の可否が出るようですね。
近年はどこの医学部も進級が厳しくなっているデータが出ています。国から医学部における授業の出席必須を要求されたり、試験の点数を明確化したり。
かなり明確に点数づけをして、進級させていいのか、留年させるかが決まっています。
今回は、なんとか忙しい時期は週5で働きながらもなんとか医学部の最大とされる関門2年、3年を突破した方法を紹介します。
なお、筆者自身科目によっては、そこまで成績は良くないので結構ギリギリでしたので注意が必要です。
目次
医学部での留年率
医学部での留年は常に身近なものです。あの難関の入試を突破した学生の内、2割〜3割が留年するという医学部、大学があります。
私の大学もなかなかの留年率を示し、医学部学士編入生でも留年生は普通に居ます。もちろん、一般生よりは少ないですが、それでも2年に1人くらいのペースで留年者は居ます。オソロシイ・・・
医学部で留年しやすい学年
医学部では、特に留年率が高い学年というものが存在します。
1年生は一般教養科目などがありますが、まだ留年率は高くありません。高校の延長的なレベルで、The 大学生といえる生活を送れることでしょう。
きちんと試験前に勉強をしていれば、留年を恐れる必要がない唯一といえる学年です。
一般的に医学部における難関科目の組織学、解剖学、神経解剖学、生理学などがある2年生が最も留年しやすいとされます。また、3年生においても微生物学なども難関です。大学によっては、生化学が理不尽級とされる学校もあり、情報収集が必須です。
また、各大学には「学生を落とすことに喜びを見出している」と噂される理不尽な試験内容、難易度のテストを課す教授がいます。これは本当に多くの大学でいるので、注意です。

また、近年の医学部カリキュラムの過密化、改編によって科目のスケジュールがより厳しいものになっています。本来ならばより長い時間、授業コマ数をかけて指導する必要があるにも関わらず少ないコマ数で膨大な範囲を終わらし、試験を行うという事例もあります。
私の再試科目はまさにこのような授業科目の時に再試に引っかかっています(汗)。
一方、4年生からは臨床科目の本格化、CBTなどが始まります。座学はこの学年で一通り終わるので、CBTさえ合格してしまえば留年はあまりないようです。
5年生からは臨床実習が始まっていきます。基本座学のテストはないので、テストによる留年は私の大学だと皆無です。私立の場合、6年生に進級できるかどうかの総合テストがある大学もあるようで、ここで留年してしまうこともあるらしいです。ひえっ
6年生は5年生に引き続き、臨床実習があります。最終学年は卒業試験が用意されています。今までの内容が全て出題されるかなりの量の試験です。
これは、難易度ともに難しいと聞きますが、所属大学だとほとんど合格するようでそこは安心しています。
大学によっては、この卒業試験、卒試が理不尽ということもあるようで、医師国家試験の2週間前に卒業できないことがアナウンスされるなど、聞くだけでヤバそうです。
医学部の進級とは
医学部で進級するためには、必修科目を全ての単位を習得する必要があります。近年では、
前述の様に出席に厳しい時代となりました。数回授業を欠席して留年したという話も聞くので油断できません。
医学部で単位を取るためには、試験に合格する必要があります。多くは、合格点が60点以上とされています。科目によっては、試験を受けた学生の平均点から考慮され、55点や50点、場合によってが45点などになる場合があります。
もちろん、考慮せず59点以下は皆不合格という事態もあり得ます。
この本試験に不合格だった場合、再試験を受ける必要があります。再試験の制度は、学期末や年度末にまとめて不合格だった科目の試験を再び受ける機会があるというものになります。
大学によって実施される時期は異なっていたり、再試験を受けられる数に制限があったりと実に様々です。
再試験の結果、やはり60点を下回ると単位習得が認められずに必然的に留年となります。他の学部ですと、他の年度に再履修という形で、留年せずに不合格科目を受講することができますが、医学部は必修科目のみで構成されており、単位を落とす=留年 となります。
医学部の再試内容
再試内容は実に様々で難易度から形式まで異なっています。例えば、本試験でマーク試験、再試験で記述式や口頭試問といった形で形式が変わるものも一部あります。
内容としては、本試験と同一という楽勝のパターン。一方、本試験からさらに難易度を増し、新作問題の嵐となるパターンなどがあります。「ここは、教授が救いの手を差し伸べている!」と感じる問題もありば、「大量虐殺!ジェノサイド!」という鬼畜レベルまであり、気が抜けません。筆者は、この後者パターンが多すぎて、ヒヤリハットどころではありません。心臓バクバク、うつ状態のインシデントです。

基本的に本試験と同様に60点以上とらなくてはなりません。さすがに留年かかっている試験ですので、普段勉強していない学生も部活優先の学生もこの試験は皆本気で試験を受けています。
医学部で留年しない方法
まず前提、出席は全部するのが無難です。当たり前ですが、初めて本試験で合格するのが最も効率のよい方法です。再試にはかからないことが一番です。
しかし、それでもかかってしまう場合、勉強法を見直すことも必要になってきます(自戒)
過去問中心ゲー
これは、様々な先生や先輩が述べられていますが過去問を中心に勉強することです。今、デジタル化が進んでおり、試験対策委員会などで過去問もアーカイブ化されていることも多くなってきました。そのため、過去問の入手に関しては、以前より遥かに簡単になっています。
さて、分厚い教科書を中心に勉強すると医学部の試験範囲は到底終わる量ではありません。そこで過去に出された内容を中心に読み込んでいき、問題を解ける様にしていきます。最低3年分、特に昨年度に出題されたものを重点的に次の方法で覚えていきます。
適宜レジュメの答案に必要な箇所を書いたり、音声を録音したりと覚え込んでいきます。
また、『病気が見える』シリーズで曖昧なところを理解し、納得て答案を書けるようになることも重要です。
あくまでも中心は過去問であるということを忘れないことが重要です。他のものは補足的に捉えることも時に必要になります。
この方法で多くの授業科目は突破できます。
それでも出てくる新作問題
上で書いた事は本当に多くの先輩が口を酸っぱくして述べられている事です。
もちろん、私もそれを実践し、過去問にあった問題は対応できるのです。
しかし、時に新作問題が大量に出されることがあります。「こんなん、知らん!」と何度思ったことか。まさに米津さんのレモン状態「夢ならばどれほど良かったでしょう」状態

私が再試にかかった科目はほとんどレジュメを時間的に十分に見れなかった科目です。
仕事や通学の時間などが拘束され、どうしてもレジュメ内容を理解し、試験で活用できるレベルまで仕上げられなかった。これが原因ということが原因の大部分でした。
また、下手に教科書に手を出してしまったというのも原因かと思います。もちろん教科書やmedu4、Q- assistも無駄になりませんし、将来的には非常に有効かと思います。
元々、医学の勉強自体が好きで教科書など通読するのも苦ではないマンであったので、勉強は普段からしていました。しかし、試験直前の集中力が高い時の時間の使い方を工夫し、レジュメに書かれている内容をしっかりとアウトプットすることが足りなかったと分析しています。
直前期の勉強
長期の入試とは異なり、医学部の定期試験では、この時期の勉強が最も大事になります。今やっている勉強が何点になるのかを意識高くもつことが有効です。
私の場合、直前期の過去問とレジュメの大事な部分のアウトプットの徹底。これは突破する鍵となりました。
・・・とまとめてみましたが、この様なこと意識せずとも試験突破する学生も多く、自分の能力的な限界をいつも感じるわけですが、少しでも不安になっている方の参考になれば幸いです。勉強のやり方、効率は本当人によるというのが最近感じます。年2回くらい再試に引っかかるレベルでのやり方なので、注意が必要です。
もっと自由に勉強したい〜と思った2年間でした。試験のストレスあるといくら勉強好きでもキツくなります。
以前より過去問の入手は難しくなくなっている。過去問を中心に勉強、授業を受ける。直前期は過去問の他にレジュメのアウトプットを目指し、この勉強は本番で何点取れるかを意識すること
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。