
医学部の4年まできました。
2019~2020の3年次は全て対面授業でしたが、
4年次の今年は1年オンラインが主体の授業でした。今回はコロナ禍の医学部オンライン授業について触れていきます。
目次
オンライン授業とは
zoomやe-learningというPCアプリを用いて教室で教員が授業を行い、ネット上で学生が自宅で受けるというものです。
多くの授業では、ライブ配信となっており、授業中に出席確認のため名前や学籍番号、キーワードなどをチャットで送るという形になっています。
自宅で授業が受けれるので、非常に快適でした。しかしいくつか問題点があります。
オンライン授業の問題点
通信が切れる
通信が途切れることがある。ソフトの問題か、家のインターネット回線の問題かよく通信が切断されてしまいます。そのため、通信を家のものから契約しているスマホの回線からつなぎ直すなどの対処が必要な機会がありました。それも結構な頻度であったので、対策は必須です。
大学でもこの通信が不安定になるのは確認しているようで、そこまで不利になることは少ないようでしたが、授業に触れられない時間があるというのはオンライン授業の問題点でした。
授業の質
教員の方の中にはぶっつけ本番でオンライン授業される先生がいます。そのため画面がうまく映っていなかったり、音声が小さすぎて聞こえなかったりしていました。そのため、授業を受けている学生も集中力がきれていることが多いようでした。
私もいつの間にか寝ていて気づいたら授業が終わって、1人オンライン上で取り残されていたこともありました。
一方、良い点もありました。
オンライン授業の良い点
家で授業が受けられる。
これは当たり前ですが凄まじい利点でした。特に長距離で通学している者にとっては非常にありがたかったです。起きてから5分もあれば授業自体は受けられますからね。通学時間もゼロになり、家族との時間が多く取れたのは本当にありがたかったことです。
実家から受けられる
普段大学の周辺に住んでいる学生も、私の大学だと実家に戻って授業を受けている学生もいました。実家のサポートを受けながら医学部生活を送るなんてこともできた1年でした。
なお、大学によってはその地域に留まらないといけないなどかなり厳しい制限があったようです。
アーカイブ化されている
オンラインの授業は基本的に録画されアーカイブ化されています。そのため、聞き逃したところをもう一度聞いてみたり、倍速で聞いて復習できたりと便利でした。
近い未来の医学部はオンライン授業が主体になるのではないかと期待ができた経験でした。
映像授業や関連内容を勉強できる
授業と並行してmedu4やqassistなどの映像授業を受けることができました。大学の教員が言っているキーワードでよくわからない言葉があったらすぐに検索や関連事項の映像を見れるのはよかったです。
予備校の授業はオンラインに最適化されており、編集も行っています。そのため、わかりやすが段違いです。
大学の授業は初めての言葉が出てきて、学習のきっかけとして使うのが効率的でした。
ダブルモニターにすると非常の便利で学習もしやすかったです。
医学部オンライン授業と対面授業
医学部オンライン授業と対面授業の比率
私の大学の学年だとこの1年で9:1くらいの比率でした。
病院実習がはじまる前までに大学に通学したのは数えるくらいで15日もないくらいです。
4年の前半はこのように月に1回行くかどうか。後半は週に1回行くこんな感じでした。
コロナ禍の医学部対面授業
医学部では、通常の講義授業とは異なり、実験や解剖、そして病院実習などがあります。
多くの場合それらは対面授業となりました。
しかし、新型コロナウイルスが流行した当初や感染拡大によって
解剖学がオンライン、病院実習も患者さんを担当しない自粛型病院実習、完全オンラインでレポートのみ、論文症例を見てまとめ、発表するのみという病院実習などのありました。感染リスクが高く、どうしてのできない診療科もあり、仕方ありませんね。
これは各大学や時期によっての異なります。今後はどうなっていくのでしょうか。
コロナ禍の医学部病院実習
私は今、病院実習中ですがまだオンラインが続いています。
例年と比較するとゆるゆる実習になっており、これで医療現場に出れるのか不安になってしまいます。例年のやらなくてはいけないタスクの半分以下、1/3くらいでしょうか。
週の毎日、実習があるというわけでもなく、完全に1日休みというものもありました。
しかし病院実習ではどうしての座学では得られないものが多く、外科や内科といったコアな診療科をはじめとして対面での実習ができることを心より願っています。
オンライン授業の学生評価
概ね医学生からの評価は高いです。オンライン授業のデメリットもありますがそれを上回るメリットがあったようです。何より楽ですからね。ぬるま湯という表現が合うように感じます。また、入学や編入したての学生が対面授業を望むことは賛同します。しかし、2年次以降の学年ではオンライン授業の方が良いと評価されることが多い結果でした。
ただし、病院実習のある学年では対面を希望している学生が多いというアンケート結果になったようです。これは納得します。
2021年のオンライン授業予想
多くの大学でオンライン授業が変わらずメインになるのではないかと思います。
一方、重要な解剖や病院実習などの授業では対面で行われることが予想されます。
しかし、医学部では病院実習などをはじめとして患者さんに直接触れる機会があります。これらは従来の実習ではなく、一部の患者さんへの問診などが制限という形で行われるでしょう。
まとめ
医学部の授業のオンライン化は良い面と悪い面の両方がありました。講義なんかはオンライン授業の評判もよく、アーカイブ化もできて非常に便利でした。
コロナ禍が終わっても一部こうしたオンライン授業が残ってもらえれば医学も非常の学びやすくなると感じました。
しばらくはマスクをはじめとする感染症対策の徹底を行い、実習は対面。講義はオンライン主体で行われるのではないかと思います。
私は大学院では論文も時間をかけて理解し、それをスライドとして発表する。このことはできていました。
しかし・・・
医学部学士編入で求められている筆記試験は苦手でした。不合格が続き、「なんとかしなければ!」と思って始めたのがこのスタディサプリです。
スタディサプリ講師の関先生、肘井先生とも素晴らしいの一言です。今まで曖昧なまま理解していた英文がしっかりと身につきます。毎回目からウロコなのはこういうことかと感動しっぱなしです。これらのスタディサプリは医学部受験、医学部学士編入受験生だからこそ、役立つ内容となっています。また、物理もスタディサプリのこちらのコースで受講できます。価格は全て受けも1000円くらいです!KALSなどと比べると格安すぎる値段です。
医学部学士編入の英語に関しても関先生、肘井先生の授業をきちんとこなせば、
問題なく合格点に達します。
また物理が出題される複数の医学部受験で私が合格できたのはスタディサプリのおかげと確信しています。